みずほ銀行のオンライン口座「みずほダイレクト」が使えない理由
みずほ銀行
みずほダイレクト
トラブルばかり起こしていたみずほ銀行だった。第一勧業銀行はオンライン口座もみずほになる前から使いにくかった。合併行の後遺症があちこちに出ていたのだろうが、その欠陥はみずほになって解消どころか拡大していたのだろう。
2013年10月になっても何も変わっていない。
果たしてこれがオンライン口座と呼べる代物かどうか。
- 口座の入出金明細の確認がオンライン上は最大3ヶ月間。
- 通帳に記載されている前提なのだ。
- 通帳に記載しないとメニューの「通帳未記帳分」から3ヶ月以前の内容も確認できる。
- 通帳未記帳分の明細は1年分だけだ。1年以上前の入出金の内容は「未記帳分合算」と表示され合計金額が表示されるだけで、個々の内容は確認できない。
- 要するに去年のお金の出し入れすら確認できないのだ。
- 通帳に記載される前提だから月度の取引レポートが送られてくる訳でもない。
- オンライン口座上にレポートが作成されていて閲覧できる訳でもない。
- 未記帳合算分は普通に通帳を銀行端末で打ち出しても「未記帳分合算」と印字されるだけで、明細は出てこない。明細を貰うには手続きをして別途打ち出してもらうしかないが、時期的にいつの分まで打ち出し可能なのかは分からない。
- 仮に打ち出しのサービスを受けても、通帳と打ち出し明細と両方があるため、ペーパーでも管理もやりにくいし、パソコンでの管理もわざわざ入力するのは大変な無駄だ。
- オンライン口座にはマイクロソフトマネーへのダウンロード(取り込み)を可能としている機能ボタンが表示されているが、既にサポート終了のMSマネーを使い続けろとでも言うのだろうか?。
- アクセスしない時間が一定時間を過ぎたら自動ログオフなども実装していない。好みの問題、利用スタイルの問題があるので必須とすることも無いがリスクに甘い作りである事は間違いない。改修そのものが凍結されているのだろう。
- 殆ど使い物にならない。何も考えていないことは明らか。銀行組織の図体は大きいが頭(ITサービス)は空っぽだ。ITサービス担当は社内調整だけで任期が切れる。その内そんな面倒な調整を考えることすらなくなったのだろう。
- 普通に引き落としなどで困ったときは素晴らしい対応をしてくれる頼りになる銀行で、今でも好きな銀行なのが不思議なくらいだ。
- もうそろそろ20年近く時間が止まったままのみずほ銀行は今の時代の個人利用者には全く魅力の感じられない。
- もともとネットバンキングには出遅れていて使うのをやめざるを得なかったが、そろそろ世間並みになったかと思ったら、化石のように昔のまま出てきたのには驚いた。
- 規模を大きくしてますますのこと、図体で仕事をする法人営業ばかりが幅を利かしているんだろう。
- 怖くてシステム改修も出来ない。富士通なんかベンダーとして全く頼りに出来ないが、他は勝手に守備範囲を決めてそれ以上は一歩も近づこうともしない。見捨てられたも同然だ。
- ものは考えようで、殆ど使い物にならないネットバンキングだからシステムのトラブル、サイバーテロなどには、皮肉にも強いかもしれないが、管理レベルが低いからリスクが小さいとは決して言えまい。
- 三竦み四竦みで立ち往生以外何も出来ない銀行だとよ~く分かりました。
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結論
- 口座は口座維持料金が発生しない限り維持していてもよい。
- お金を入れたり決済に使ったり引き出したりして使うことはしない。
- 現在設定して定期的な取引は解除すること。
- 天然氷と天然塩で漬け込んで超長期熟成。
- 残高はゼロ円にすること。
- クレジット兼用のバンクカードは使用禁止・持ち出し禁止。口座維持の間、有効期限に更新にともなう切り替えは行なう。
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クラウドバンキングの時代の全く新しいサービスとしてネットバンキングが始まれば何か期待できるかもしれないが、時代の流れを傍観するしかできないトップが温存され意思決定に問題が残っていれば、先端のITサービスなど夢のまた夢だ。
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